木綿一丁様より

『戦』









「俺の身体の半分は違う者で出来ている。」


「わかってる。」


「俺の命の半分は違う者で出来ている。」


「しつけぇな、わかってる。でもなぁ、
関係ねぇ、テメェの体が何て出来ていようと。



それも全部ひっくるめて今、俺の目の前にいるテメェの実体だけが真実だろ?」

貴様は開いた瞳の片方の頬だけを吊り上げ、上目使いに俺を見上げた。








・・・・・・分ったような口を利きやがって。一体お前に俺の何が解る?


「お前の事は一番俺がわかるんだよ。
理屈じゃねぇ、身体で感じんだ、痛ぇくらいによ・・・・・・。」








あぁ、そうだ。
お前は俺を映す鏡だ。
俺が鏡に向かい手を伸ばせばお前もその拳を伸ばすのだろう。
俺が涙を流す時、お前もその頬を涙で濡らすのだろう。






「俺はお前が嫌いだ。」


「あぁ、俺もテメェが嫌いだ。」


「お前を壊してやりたい。」


「やってみろよ・・・・・・。」




誰かがここは星が近いと言っていた。
鏡の中のお前は上着を脱ぎ捨てる。
星達の明かりがお前の身体を照らしている。



動かないお前の体。
何の曇りもない視線が真っ直ぐ俺を射抜く。
そして、きっと俺の瞳も同じ速さでお前を射抜いているのだろう。


これは戦いなのか。
己の欲望を貪り合うだけの戦いなのか。



俺はお前が嫌いだ。
ただそれだけだ。












もう何も言うまい。(とか言って、ここから先、すんごい長いので、お暇な方、又は忙しいけどちょっと興味を持ってくれた方はどうぞ!)
別ジャンルだとか、そんなことは構わないですよね、そうですよね、皆さん!!!(身勝手な管理人ですみません)
こちらは2001年テレビ東京系で放映されたサンライズアニメ「スクライド」から劉鳳×カズマです。
私が、もうそれは、勢いだけでブログにUPしてしまったSSにもなっていないVSS(very 付き!)に木綿様がこんな圧倒的なイラストをプレゼントして下さいました!!
どうしたらいいんでしょう、私は!!!
こんな幸せ、どこで叫べばいいんでしょう!!
だから、お願い、ここで叫ばせてーーーーーー!!!!きゃーーーーーーーー!!!

もうね、もうね、このイラストの凄いところはね、これだけ近い距離に関わらず、二人がちゅうしていない所なんです。
いや、もちろんしちゃっててもいいんですよ、でもしていない方がこう、二人らしい気がするんです。
ほら、ちゅうすると、惚れちゃったりしません?愛情入っちゃったりしません?
でも、私の中のこの二人に関しては、違う気がするんです。絶対に甘甘になりえない。なぜなら戦いだから!!
それがもうそのままこのイラストの中にずばり!!!表現されていて、私は悶え狂ったのです。
あぁ、色といい、線といいこの絵を成しえる物全てがこの絵自身なのだ。by劉鳳    


木綿さん、あなたに出会えて私は幸せです。
偶然は必然だと信じています。

あーー、マジで告っちゃったよ。





ところで。
私、MAJORでオタク復活してから、色々なジャンルがあることを知ったのですが、あえて横目で見ながら無関心を装っていたんです。
だって、私はあくまでもトシゴロ好きなのであって(あ、MAJOR内のCPは興味津々だったけど汗)無節操に手を広げるつもりはないもんね〜、
なんて考えて。すみません、すんげぇ性格悪いです。
いや、でもそうでも思わないと溺れてしまうんですよ。とにかく単純で嵌りやすい性格なので(絶対催眠術とか、簡単に掛かる。あ、でも宗教、怪しい商法の勧誘は今までばっちり断れた)誘惑に負けて手を付け出したら日常生活に支障をきたす危惧があったのです。

しかし。
これには抗えませんでした。「スクライド」には。きっかけはもちろん木綿さんのサイトを見てしまったから。
木綿さんのスクライドのブログの存在はすぐ気がつきましてお邪魔させてもらってもいたんです。はじめの頃は「ふーん、スクライドってなんだろうなぁ。でもいいや。」(スミマセン、薄情女で!)程度の感想でした。ほら、アンテナの感度は極力下げていましたから。しばらくするうち、そちらからリンクの貼られている旧サイトに気がつきまして。何気なくクリックしたのです、本当に何気なく。それが、新しい扉を開く事とも気がつかずに・・・・・。

見てしまったら、読んでしまったらもう最後でした。もうね、本能が呼ぶんですよ。いってしまえよ、と。
とうとう決心して(冗談抜きでこの位の覚悟でした)DVD1・2巻をレンタルしてきました。それがちょうど今から2週間前の事です。
あとはもう竜巻に飲み込まれるようでしたね。

どうなんでしょう、あの世界って万人には受け入れられにくい?違いますよね?あ、そうか、5年前のアニメだからか。そして自分がこの歳だからか、苦笑。

もともとマクロス、バイファム、エルガイムとサンライズアニメ大好きという血があったんです。特にエルガイム。アニメージュ切り抜いてましたね。(レッシィ好きv)あれはメカも好きでした。アニメージュで知り合ったエルガイム好きさんと文通もしてたよ(時代だ、時代!!死語だよ、文通だなんて!)
でもさ、そんな事、本当に過去の事だったんだよ。だって、中坊の頃の事だよ!!お前今、いくつだよっ!!って話しです。

でも!それでも、今、この歳の今、この作品に出会った意味っていうのはあるはずだ!と思いたい。あー、MAJORに嵌った時もそんな言い訳してたっけ笑。
だって中坊の頃の色気もへったくれもない私だったら、あのエロささえスルーしちゃってたと思うし。
なんちゅうか、あの「生への渇望感」がそのまま「性への渇望感」に変換できちゃう辺りが、中年女のいやらしさです。

もう、こうなったら一生かけて、スクエロを求めて行こうかと。
だってさ、スクでエロってすんごい難しいと思うんだ。中途半端にしちゃいけないような、ギリギリ感が付き纏ってて。
今の私には絶対書けない。でも書いてみたい、っていう欲もあったりして。
もうね、「阿部定」に近いんです、イメージが。え、違うって??違うかもしれない!ごめんなさい!!暴走しすぎました!!


もう本当に語るのはやめよう、笑。
もう、見るのが1番!そして、木綿さんのサイトを見るのも1番!

話しはそれからです。(これだけくっちゃべっておいて何を今更!!)


で、もし、少しでも共感していただけたら。よろしかったら一緒に言ってやって下さい。




「そう思うだろう、お前も。」


2006.11.14